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●「神様が殺してくれる」森 博嗣 [読書レポート]

「神様が殺してくれる」森 博嗣
奇妙な連続殺人の舞台は、欧州から日本へ…


神様が殺してくれる

神様が殺してくれる

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2013/06/27
  • メディア: 単行本



読了日:2014.4.6
分 類:長編
ページ:314P
価 格:1700円
発行日:2013年6月発行
出版社:幻冬舎
評 定:★★★+


●作品データ●
----------------------------
主人公: レナルド・アンペール(僕)
語り口: 1人称
ジャンル: ミステリ
対 象: 一般向け
雰囲気: 静か、淡々、幻想
ブックデザイン: 鈴木成一デザイン室
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【100字紹介】
パリで往年の大女優が絞殺された。
両手首を縛られ現場で拘束されていた重要参考人は
「神様が殺した」と証言。
何とその神の名は、かつてのルームメイトであり、
現在インターポールに勤める僕!
僕の独自捜査が始まる。



ゆるく繋がる、国際連続殺人事件です。
主人公の僕、レナルド・アンペールはインターポール職員。
大学時代、寮のルームメイトだった、
はっとするほど美しいリオン・シャレットが、
パリで起きた往年の大女優絞殺事件の現場で発見され、
「神が殺した」と証言、しかもその神の名として
「僕」の名を告げたことから、事件に巻き込まれます。
しかも、パリの事件の前に、同じくフランスのリールで、
リオンの養父殺害事件が起きており、そちらの担当刑事も
「僕」を尋ねてやってきます。
更に事件は続き、またも殺人現場でリオンがともに
発見されるという事態に。
今度はイタリアのミラノで有名ピアニストが被害者。
一時、拘束されたリオンに会いに行く「僕」。
しかしその後、リオンは行方不明に。
そして行方不明のはずのリオンが、
性別不祥のモデルとして写真集に登場。
次は撮影した女性カメラマン
ドイツ・フランクフルトにて殺害され…。
その後、台北、東京へと移動する「僕」。

その事件の幕切れは、実に驚きの急展開でした。
え?という感じです。ミステリとしては…うーん、
あまりの急転直下の展開に、
どんな叙述ミステリだろう!と思いましたが、
通常のミステリ的には、若干の反則技?
なるほど、そのために舞台と主人公に
こういうのを選んだのだなあ、という
納得はいく作品でした。

まあ、このラストについては「おまけ」のようなもので、
全体に流れる空気感を楽しむ作品だと思います。
淡々と語られるこの空気は、
「スカイ・クロラ」シリーズや
「ヴォイド・シェイパ」などのシリーズにも共通するもので、
この静けさが好きな人には楽しめるはず。
まったくストーリーは関係ないですが、
あれらのシリーズの「ミステリ編」というイメージの作品です。


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文章・描写 :★★★★
展開・結末 :★★★+
キャラクタ :★★★★
独 自 性 :★★★★
読 後 感 :★★★+
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菜の花の一押しキャラ…レナルド・アンペール

「神を信じるというのは、自分が神に愛されていると信じることなんだ」                       (ジャカール教授)
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