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●「No. 6 #5」あさのあつこ [読書レポート]

「No. 6 #5」あさのあつこ
矯正施設潜入を果たした紫苑は、地獄を見た


NO.6〔ナンバーシックス〕#5 (講談社文庫)

NO.6〔ナンバーシックス〕#5 (講談社文庫)




読了日:2014.3.5
分 類:中編
ページ:213P
価 格:476円
発行日:2006年9月講談社、2009年8月発行
出版社:講談社(講談社文庫)
評 定:★★★+


●作品データ●
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主人公 : 紫苑
語り口 : 3人称
ジャンル: 近未来SFライトノベル
対 象 : ヤングアダルト向け
雰囲気 : 起承転結の「承」
結 末 : 次巻に続く
カバーデザイン: 岩郷重力+WONDER WORKZ。
デザイン : 菊地 信義
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【100字紹介】
拉致された幼馴染の沙布を助けに、
矯正施設への潜入を果たした紫苑とネズミは、
そこで「地獄」を見ることに。
常連の少女・莉莉の一家の事情に胸を痛める火藍。
紫苑から預かった赤ん坊を持て余すイヌカシ…物語は進む



近未来SF第5巻。
前巻から動き始めた計画は成功し、
ついに矯正施設に潜入した紫苑とネズミ。
というか、これは潜入…?
運よく、何とか、生き延びた、というような。
しかしそこは地獄。
人が人に対し、ここまで非情になれるのか、という描写の数々。
何度も心が折れそうになりながらも、
何とか進んでいく紫苑。
そんな紫苑をさりげなくバックアップするネズミの
精神力の強さが尋常ではありません。
更に、これ、一体どうしてそんなところに
繋がっているの?というところまで
入り込んでいるのですが。
ど、どういうこと?

一方で、No.6内部の話もあります。
紫苑の母・火藍が主人公。
No.6の不審さを何度も感じてきた火藍。
ただでさえ息子が心配でしょうに。
彼女の立場は、大変につらいものです。
火藍は、本当に強い人ですね。
そして彼女のマフィンをこよなく愛する少女・莉莉も。
実際に行動する楊眠も強いのですが、
心の強さとしては実は、莉莉が一番なのかも、
と思うくらいです。

更にNo.6の外。西ブロックの主人公はイヌカシ。
犬たちとともに、破壊された市場で、
「火事場泥棒」に勤しむ、割り切ったというか、
生に貪欲というか、すれてしまっているイヌカシ。
そのイヌカシが、何と紫苑から託された赤ん坊を
受け取ってしまいます。
要らない、と思ったはずのイヌカシですが、
結局連れ帰って、戸惑いつつも、
「シオン」という名づけまでしてしまう始末。
イヌカシがこれからどう成長していくのかを
期待してしまうエピソードでした。


さて、まだ「矯正施設」のことは何も分かっていません。
潜入は成功したはずなのに、ちっとも近付かないのです。
また次巻へ持ち越しですね。
沙布は一体、どうなってしまったのか…!
気になるところです。
それにしても彼女も一途ですよね。
何だか切ないです。


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文章・描写 :★★★★
展開・結末 :★★★
キャラクタ :★★★★
独 自 性 :★★★★
読 後 感 :★★★
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菜の花の一押しキャラ…ネズミ

「言葉を免罪符にするな。もっと、尊べ」(ネズミ)
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