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●「狼と香辛料 II」支倉 凍砂 [読書レポート]

「狼と香辛料 II」支倉 凍砂
行商人ロレンスと賢狼ホロの駆引と商売の旅


狼と香辛料〈2〉 (電撃文庫)

狼と香辛料〈2〉 (電撃文庫)



読了日:2009.08.28
分 類:ライトノベル
ページ:387P
価 格:630円
発行日:2006年6月発行
出版社:アスキー・メディアワークス(電撃文庫)
評 定:★★★+


●作品データ●
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主人公 : ロレンス
語り口 : 3人称
ジャンル : ライトノベル
対 象 : ヤングアダルト向け
雰囲気 : 中世ヨーロッパ
結 末 : まあハッピーエンド
イラスト : 文倉 十
カバーデザイン : 暁印刷
装丁者 : 荻窪 裕司(META+MANIERA)
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【100字紹介】
二人旅の行商人ロレンスと賢狼ホロは、
港町パッツィオでの銀貨騒動で儲けた胡椒を武器に交換し、
北の教会都市リュビンハイゲンで大きな商売を仕掛けるが…。
商売と駆け引きがエキサイティングなライトノベル第2巻。



第12回電撃小説大賞(2005年)の銀賞受賞作品の続編です。

中世ヨーロッパ風の世界を舞台に、剣や魔法では戦わない主人公が旅します。
行商人である主人公・ロレンスは日々、お金をめぐって戦っているわけですが。
必ずしも正義を振りかざさない主人公ながら、
同行人のホロに言わせれば、「お人好し」。
で、ついつい茨の道に近い方に踏み込んでしまうこともありつつ、
実戦となるとからっきしで、ホロがいなかったらすでに死んでいそうです。

第2巻では、タイトル通り「香辛料」で儲けて、
更に大きな商売を仕掛けにいきますが…哀れロレンス、失脚。
商人としての命も危うくなる一世一代の大ピンチに陥ります。
やったー!と思ったら一転して突き落とされ、
這い上がれると思ったらやっぱり裏切られ…、というような、
七転び八起きといいますが、波乱万丈といいますか…、
そんな内容になっています。

こういう受賞作品の場合、第1作はコンテスト応募作品のため、
一冊にすべてを凝縮したような感じになっていて、
第2作から著者の今後が占えるようになる、というのが一般的ですが、
やはり第1作とはかなり趣が異なっているように思いました。
ええ、前作は「詰め込んだ感」が強くて、
ついていくのが大変でしたからね。
今回は、大分落ち着いた感じに見えました。
何となく薄くなった、とも言えるかもしれませんが…、
どちらかというとそれいうよりも、無駄というか、
装飾的についていた部分がそぎ落とされて、スマートになり、
すっきりしてきたという方が当たりだと思います、ええ。

ますますこれからが楽しみですねー。


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文章・描写 :★★★★★
展開・結末 :★★★★★
キャラクタ :★★★★★
独 自 性 :★★★+
読 後 感 :★★★★★
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菜の花の一押しキャラ…ロレンス


「わっちゃあヨイツの賢狼ホロじゃ。若造の傲慢さくらい軽く許すことができる…」(ホロ)
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