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●「伝説の勇者の伝説1」鏡 貴也 [読書レポート]

「伝説の勇者の伝説1 昼寝王国の野望」鏡 貴也
昼寝好きの主人公、旅立たされたわけとは?




読了日:2012.04.30
分 類:ライトノベル
ページ:281P
価 格:560円
発行日:2002年2月発行
出版社:富士見書房(富士見ファンタジア文庫)
評 定:★★


●作品データ●
----------------------------
主人公 : ライナ・リュート
語り口 : 3人称
ジャンル: 異世界ファンタジーライトノベル
対 象 : ヤングアダルト向け
雰囲気 : コメディ&シリアス
結 末 : 一応決着、次に続く
イラスト: とよた瑣織
装 丁 : 朝倉哲也(designCREST)
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【100字紹介】
やる気のない昼寝好きの劣等生・ライナ。
戦闘要員を育成するローランド帝国王立特殊学院に在籍するライナたちは、
7年間の平和を破って開戦した隣国との戦闘へ真っ先に出兵。
彼らに待ち受ける運命とは?シリーズ開幕



アニメ化されたことのある、異世界ファンタジーの
ラノベシリーズ第1巻。
アニメを何となく見ていたので興味を持って手にとってみました。
なるほど、アニメのストーリーはこういうことだったのか、
と補完されました。アニメはちょっと分かりにくい話でしたので。
ストーリーは分かりにくかったですけれど、
アニメはこのラノベの良いところを
うまく掬い取っていたのかなーとも思います。

この巻は、月刊ドラゴンマガジンでの企画で優勝した作品の
プロローグ部分に当たる、ようです。
そう、1冊丸ごとプロローグ。
どれだけ豪華な前振りだ、と。
ストーリーは悪くはないものの、やっぱりプロローグ。
たとえ途中で2年くらい経過していても、プロローグ。
…という感じでしょうか。


文章力は微妙。
狙った感じが見えるのがいまいちです。
そういうところが、若干幼いというか、
プロの仕事ではないような感じを受けてしまいます。
でも、好きな人は好きかもしれません。


人気作品ですし、まだしばらく追いかけてみるつもりです。


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文章・描写 :★★
展開・結末 :★★★
キャラクタ :★★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★+
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菜の花の一押しキャラ…ライナ・リュート

「はぁはぁ…やばい…本にうもれて寝てたら…窒息するところだった…」
(ライナ・リュート)

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練習っ [日常とか雑感]

レッスンに行ってきました。
うん、何か練習していますとね、
迷ったり悩んだりするのがとても、
つまらないことに思えてきます。
結局、サックスの音色が好きなのです。
そこは多分、不動。
もしも問題があるとしたら…、
別に吹奏楽は好きなわけじゃない、ということですかね…。
いや、前からよく書いてますけど。
その証拠(?)に、3月に買ったiPod touch
何枚かのCDを入れていますけれど、
吹奏楽は次回のサマコンのデモ音源のみ。
しかもそれすら、サマコンが終わったら消されるであろう運命。
別に嫌いというわけではないとは思うのですが。
たまには聴きたくなります。


さて、今日のレッスン。楽器はテナー。

---
スケールフラット3つの長調(第2回)
ラクール:13(第2回)
曲:キャラバンの到着(2P目)
---

スケールは結構、順調でした。
でも上のAs、うっかり右手を忘れます。

「何かその音、低いよ!」

…あ。そーですね…!
右手が遊んでました…。


ラクールは、前回と同じく、ritの指摘がありました。

「途中までは順調にritしているのに、最後に何故か、まく」

…何故でしょう…。
何故か最後に焦りを見せるわけですね。
ふっしぎ。
今回はやたらと切れ切れになっちゃったので、
次回で最初から最後までちゃんと通す、というのが目標です。
でもきっと、途中でばてる気がします…( ̄▽ ̄;) 。


曲は、再びすいんぐー。
高音、ちょーかっこいい!のですが、なかなか難しい…。
何とか今週中に練習して、次回かその次には、
雄姿(?)をお披露目(??)したい所存です!o(≧▽≦)o
ってゆーか、この曲ばっかり練習している気が致します…。
他にもいっぱい、危険な曲があるはずなのですが。


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★「伯爵と妖精 誰がために聖地は夢みる」谷瑞恵(レポートUP待ち)
★「クラシックゴシップ!」上原章江(レポートUP待ち)
★「殺意は青列車が乗せて」柄刀一(レポートUP待ち)
★「伝説の勇者の伝説2 宿命の二人三脚」鏡貴也(レポートUP待ち)
◎「伯爵と妖精 運命の赤い糸を信じますか?」(読了率48%)
◎「地球について、まだわかっていないこと」山賀進(読了率11%)
◎「シゴフミ4」雨宮諒(読了率64%)

TV時間: 5/06(日)21:00-22:00 (60min) ららら♪クラシック
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迷い [日常とか雑感]

本日は土曜日。吹奏楽の日。
最近、吹奏楽の方の日記はさぼり気味でしたね…。
うん、帰ってきてから書くのは眠いから。
あと、若干吹奏楽熱が冷めてきている、というのもありそう。
正確に言うと、吹奏楽が何とか、ではなくて、
今の楽団への興味が薄れてきている、というべきか。

実は先月、別の楽団の見学に行きました。
でもそちらは断念。
今の楽団の良さを実感する、という結果になりました。
悪くないし、もう8年くらい所属しているから、結構愛着もあるのです。

でも、次回の定演の日程が、自分の出られないものだったのは、あまりにもショックでした。
何故そこまでショックなのかは分かりませんけど。
いいじゃん、1回くらい、と思うのですが、何故かやたらと許せないのですよね。
何が許せないかも分かりませんが。
というか、諦めるしかないのは分かっていますのに。

もういっそのこと、楽団やめちゃおうか、と思っては、
いやいや、それは駄目だって、と思い直して、
でもやっぱり嫌になって…の繰り返し。

そのせいか、どうも最近、思うように楽器が鳴らない…気がします。
心に迷いがあるのがいけないんですかねー。

気持ちの問題も、楽器も、どちらも難しい。


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★「伝説の勇者の伝説1 昼寝王国の野望」鏡貴也(レポートUP待ち)
★「伯爵と妖精 誰がために聖地は夢みる」谷瑞恵(レポートUP待ち)
★「クラシックゴシップ!」上原章江(レポートUP待ち)
★「殺意は青列車が乗せて」柄刀一(レポートUP待ち)
◎「伝説の勇者の伝説2 宿命の二人三脚」鏡貴也(読了率65%)
◎「シゴフミ4」雨宮諒(読了率34%)

TV時間: 5/04(金)22:55-23:20 (25min) めざせ!会社の星
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四つ葉 [日常とか雑感]

四つ葉のクローバー、みぃつけた!
…でも写真を撮るの、忘れちゃいました。
残念。

しごとちゅう、「四つ葉でもないかねえ」と
ぼけーっと歩いていて偶然見つけたのですけれども、
何か良いことあるといいなあ、と思います。


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★「伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば」谷瑞恵(レポートUP待ち)
★「伝説の勇者の伝説1 昼寝王国の野望」鏡貴也(レポートUP待ち)
★「伯爵と妖精 誰がために聖地は夢みる」谷瑞恵(レポートUP待ち)
★「クラシックゴシップ!」上原章江(レポートUP待ち)
●「殺意は青列車が乗せて」柄刀一(読了)
◎「伝説の勇者の伝説2 宿命の二人三脚」鏡貴也(読了率32%)
◎「シゴフミ4」雨宮諒(読了率34%)

TV時間: 4/27(金)03:35-04:05 (30min) 夏色キセキ #3
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●「伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば」谷 瑞恵 [読書レポート]

「伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば」谷 瑞恵
妖精と謀略とドキドキの英国風ファンタジー




読了日:2012.04.24
分 類:ライトノベル
ページ:281P
価 格:514円
発行日:2008年1月発行
出版社:集英社(コバルト文庫)
評 定:★★★+


●作品データ●
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主人公 : リディア・カールトン
      エドガー・アシェンバート
語り口 : 3人称
ジャンル: 英国風ファンタジー
対 象 : ヤングアダルト向け
雰囲気 : 少女漫画風
結 末 : 一応決着、次に続く
イラスト: 高星 麻子
装 丁 : 織田 弥生
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【100字紹介】
英国、ヴィクトリア朝時代が舞台のファンタジー・ライトノベル第13巻。
婚約発表を済ませたものの、すれ違うリディアが、巨人に妖精界に連れ去られてしまう。
姿を変えて人間界に戻るも、エドガーは気付いてくれず…



シリーズ13巻目、本編に戻ります。
前巻の短編集で、最後に収録されていた
リディアの両親の馴れ初め話「学者と妖精」が予備知識になっています。
というわけで、今回はエドガー側ではなく、
リディア側の家系から問題勃発です。

突然、リディアの母の親戚を名乗る青年たちがやってきて、
母の故郷が大変なことになっていると言い出します。
リディアはそれを救うための鍵になりうる人材だとも。
婚約中の身でもあるリディアは、無茶はしない、と思いつつ、
ちょっとしたエドガーとのすれ違いで、傍を離れてしまったときに
トラブルに巻き込まれ、巨人・トローによって
妖精界に連れ去られてしまい、帰れなくなってしまうのです。
どんなことをしてでも人間界に戻り、エドガーの傍らに…、
と、取り換え子(チェンジリング)の魔法を使って
人間界に戻るリディア。しかしその姿は、元の姿と似ても似つかないもので…、
かと言って、リディアであると名乗り出てしまうと魔法が解けてしまう…、
リディアと名乗らず、しかしエドガーに正体を気付いて欲しい。
難しい局面ですが、エドガー側から見れば、
突然婚約者が行方不明になって心配しているところに、
見知らぬ女の子が、しかも何やらリディアのことを知っていそうな様子で
近づいてくるなんて、とてつもなく怪しい、何か陰謀を仕掛けられている、
と警戒するのが当然でもあり…。
その辺の書き方がちょっと残酷なぐらい、リアリティをもっていて、
とても良かったです。


それにしても、初期の頃と比べて、このラブラブっぷりは何!?
というくらい変わった主人公たちですが、
本人たちの意思とは無関係につくづく色々なことが起きてしまう2人です。
いや、でも今回の登場人物の中では、トローの哀れさが際立っていました。
残りページが少ないけど、これ解決するのかなー?と思っていたら
まさかあんなあっさりと片付けられてしまうとは。
前評判(?)が高かっただけに、余計びっくり。
しかし、これで終わってしまうわけではないですよね。
山ほどの布石が置かれました。
今後、もっともっと大きな問題が、どどーんとやってきそうな予感です。


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文章・描写 :★★★+
展開・結末 :★★★
キャラクタ :★★★★
独 自 性 :★★★★
読 後 感 :★★★
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菜の花の一押しキャラ…リディア・カールトン

「心配しなくていいぞ。きちんとあやまる相手には、寛大な気持ちで許すのが紳士ってもんだ」
許してもらえたと素直に受け止めて、レイヴンはニコをちょっと尊敬した。さすがに紳士なんだと思った。
「ではこれからも、見捨ててもいいのですね」
「お…おう」                 (ニコ&レイヴン)


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今月最初のレッスンは [日常とか雑感]

何だかとっても久し振りにこちらのブログを書く気がします。
いや、まあ何とか、よみもののきろくは更新していましたが。
やっぱり、たまにはちゃんと更新しないとね。


さて、今日は今月最初のレッスン
久し振りです!
先月のラストから半月くらい?

---
スケールフラット3つの長調(第1回)
ラクール:13(第1回)
曲:キャラバンの到着(2P目)
---

そして久し振りのテナーでのレッスン。
4月は全部、アルトでしたからね。
さて…?

と思ったら、最初のスケールでとりあえず、
「鳴ってない」のご指摘。
何と、致命的なコメント!とほほ。

一応、ずいぶん指はさらっていったスケールでしたが、
次回はもう少しテンポ上げましょうねー、ということで。
う。それは…。まあ、でも一応苦手ではないはずの長調で
このペースだと、短調で悲劇が起きますものね。
ぼちぼち頑張ります。集中力。


ラクールは、13番で色々と課題が。
まず、ブレスを取るところの前の小節で、
必ず4拍目に遅くなるのとデクレシェンドがかかる…、
つまりは「何か落ち着いちゃう」というご指摘。
う。そうかも。息を吸う前に何か、
フレーズを終わらせてしまうみたいな。
本当に曲調が落ち着くところならOKであるものの、
クレシェンドして次に進むところですら、
その傾向があるというのは問題ですね…。

それからリタルダンドが
「だんだん遅く」になってないよ!と。
最初はだんだん遅くなるのに、後半は遅くない!
え?そうですかね…?
どれどれ…。

(吹いてます、吹いてます)

あ、、、ホントですねー…何ですかねー。
速さに関しては、下がっていく3連符も速い!とのことで。
でも上がっていくときはむしろ遅かったり。
何だ、このテンポ感は?と。
「普通、逆じゃない?」と言われる菜の花は、
リズム感と音楽的センスがイマイチです。。。

更に、「装飾音符、速すぎ!」と。
「それだと『あ、間違えた!こっちの音だった!!』みたい」
という感想でした…。うん、間違えてないですよ。
そういう楽譜なんですよー。

この「装飾音符」には、そのあとの曲でも悩まされていました。
とりあえず、抜いて正しいリズムをー、と言いたいところですが、
それすら怪しかったりするんですけどねーと。。。
いやはや。


曲では、再びスイングの基本なるものが登場。
すっかり忘れてるしー。
表は軽く、裏は強めで。
どうしても逆になる菜の花は、きっと根っからの日本人。
とりあえず、全部一定でべたーっと吹くところからねー、と。
それがまた難しい。
帰ってくるときに原付に乗りながら、
ひたすらその通りに歌ってみていたのですけれど、
うっかり信号待ちのときにまで
「たーだたーだたーだーだー♪」とか歌っていたら、
歩行者に不審そうな眼差しを向けられました。
はっ…Σ( ̄ロ ̄lll) 


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★「伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば」谷瑞恵(レポートUP待ち)
★「伝説の勇者の伝説1 昼寝王国の野望」鏡貴也(レポートUP待ち)
★「伯爵と妖精 誰がために聖地は夢みる」谷瑞恵(レポートUP待ち)
★「クラシックゴシップ!」上原章江(レポートUP待ち)
●「殺意は青列車が乗せて」柄刀一(読了)
◎「シゴフミ4」雨宮諒(読了率34%)

TV時間: 4/26(木)18:00-18:30 (30min) SKET DANCE
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●「電子出版学入門 改訂2版」湯浅 俊彦 [読書レポート]

「電子出版入門 出版メディアデジタル化と紙の本のゆくえ 改訂2版」 湯浅 俊彦
電子出版の変遷が分かる、やさしい入門書。



読了日:2012.04.20
分 類:一般書
ページ:126P
価 格:1200円
発行日:2010年9月発行
出版社:出版メディアパル
評 定:★★★+


●作品データ●
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テーマ : 電子出版学
語り口 : 教科書調
ジャンル: 一般書
対 象 : 一般向け
雰囲気 : なるべく易しく
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【100字紹介】
1項を見開き2ページでまとめている、コンパクトな電子出版入門書。
電子出版の歴史・変遷と現状、それに対する色々な立場からの
アプローチと今後の方向性、電子出版の抱える諸問題など
幅広く最新情報を拾っています



新しそうで、薄くて、面白そうな表紙だったので手にとってみました。
内容としても、勉強になるかも、という気持ちも、もちろんありましたけれど。


著者はこの関係のアカデミックの研究者。
その視点からのものだ、というのは心に留めながら読みました。
さすが研究者、というべきは、様々な立場、
例えば紙の本での商売が曲がり角を迎えている出版社であったり、
アマゾンなどの新しい形を軌道にのせた企業であったり、
更に模索を続けるグーグルのような企業であったり、
それらのコンテンツを配信する人々であったり、
どう収集したものか迷いの中にいる図書館であったり、
コンテンツを生み出す著者であったり、
コンテンツを実際に消費する読者であったり…、
実に多様な視点からの電子出版が描き出されているところ、でしょうか。

目次はこんな感じ。

第1章 電子出版学とはなにか
第2章 電子出版の歴史
第3章 さまざまなネット情報源
第4章 ケータイ読書の進展
第5章 電子出版物の生産・流通・利用
第6章 電子出版の諸問題
第7章 新しいデバイスと図書館の動向

1章あたりの項目数は6-7くらい(7章だけ3)。

それにしても実に色々な人たちが、既得権にしがみついているだけでは
何ともならない、と数多くの試行を繰り返しているのだな、というのが
伝わってきました。実際の変遷の中で、それは消えていったものもあり、
中にはそのまま主流派になれたものもあり。
現在進行形で、怒涛のように駆け抜けていく電子出版と
それを取り巻く外的環境の数々。
自分自身、蚊帳の外にいて取り残されるのは危険だけれど、
だからと言ってこの読みきれない流れの中で突っ走るのはもっと危険…、
と強く感じました。動向を見極めつつ、うまく流れに乗り、
流れを作っていけるようになれたら…最高なのですが。さて…。


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文章・展開 :★★★
簡 潔 性 :★★★★
学 術 性 :★★★★
独 自 性 :★★★★★
読 後 感 :★★★
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●「笑説 大名古屋語辞典」清水 義範 [読書レポート]

「笑説 大名古屋辞典 改訂決定版」清水 義範
名古屋の言葉と文化を辞典形式で笑いをもって描く作品


笑説 大名古屋語辞典 (角川文庫)

笑説 大名古屋語辞典 (角川文庫)


読了日:2012.04.15
分 類:エッセイ
ページ:272P
価 格:514円
発行日:1998年3月発行
出版社:角川文庫
評 定:★★★+


●作品データ●
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テーマ : 名古屋圏の言葉と文化
語り口 : 一人称(私)
ジャンル: エッセイ
対 象 : 一般向け
雰囲気 : お笑い
漫 画 : なかむら治彦
解 説 : 杉戸 清樹
カバーデザイン : 南 伸坊
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【100字紹介】
名古屋を中心にしたいわゆる「名古屋圏」の言葉と文化についてを、
あいうえお順の辞典形式で笑いをもって描くエッセイ&漫画。
同文化圏内で育った人なら思わず首肯する、笑える情報が満載。
名古屋を知るにもどうぞ。



「辞典」を名乗っているため、あいうえお順に
「キーワード」を挙げて、それを説明していく、という形式の作品です。
「おぼわる」「やっとかめ」「放課」などの1語で意味のある単語だけでなく、
「だで」「がー」「みゃあ」などの助詞や語尾などの言葉、
更には「こめひょう」「中日新聞」「知立」などの固有名詞・地名なども収録。
解説文には「例文」がついているので、また雰囲気がたのしめます。

1冊丸ごとなごや!という感じでした。
「聞く聞く、それ聞くー!」と思わず叫びたくなる表現が満載。
祖母が名古屋出身ですが、読んでいる間ずっと、
祖母の声で脳内リフレイン状態。


まあ、たまに内容の信憑性が気になりましたけれども。
明らかな事実誤認もあるようでしたし。
それで、ちゃんと裏づけをとっていないのだな、と一度思ってしまうと、
全体の信頼性が一気に落ちてしまうのでもったいないなあ、と。

「はじめに」によると、この本では名古屋というのを名古屋文化圏、
すなわち愛知県全域および岐阜県南部、としていますが、
掲載語は、基本的には尾張弁が中心になっています。
いわゆる名古屋弁は確かに、愛知県西部で話される尾張弁でしょうが、
愛知県には他にも三河弁という一大勢力を持つ方言があり、
それも若干、本書の中で収録されています。
…でもホントは、尾張弁と三河弁って相当違うのですけれどもね…。
しかも、尾張弁と三河弁の人は仲が悪い、というイメージが。
尾張は三河を田舎と見下し、
三河は三河で「あいつらと一緒にされたくない」的雰囲気が、
深層心理の中にあるような気が致します。
この著者は尾張領域出身のようですので、
多分、三河弁は名古屋弁の中のちょっとした派生、という認識だろうと想像。
その意味で、三河人はこの本に怒るかもしれません。


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文章・展開 :★★★
簡 潔 性 :★★★★★
簡 潔 性 :★★
独 自 性 :★★★★★
読 後 感 :★★★
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●「疑似科学と科学の哲学」伊勢田 哲治 [読書レポート]

「疑似科学と科学の哲学」伊勢田 哲治
疑似科学を切り口にした、科学哲学の教科書


疑似科学と科学の哲学

疑似科学と科学の哲学



読了日:2012.04.15
分 類:一般書
ページ:282P
価 格:2800円
発行日:2003年1月発行
出版社:名古屋大学出版会
評 定:★★★


●作品データ●
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テーマ : 科学哲学
語り口 : 一人称的
ジャンル : 一般書(大学生用教科書)
対 象 : 大学生~一般向け
雰囲気 : 易しめ
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【100字紹介】
現代の「近代科学」と「疑似科学」、これらにきちんとした線引きは可能なのか?
帰納法や演繹法、反証主義からベイズ主義まで、
創造科学VS進化論や占星術、超心理学などをネタに、
科学哲学について概説していく教科書



科学哲学の軽めの教科書。
先月読んだ、戸田山先生の「科学哲学の冒険」の中で勧められていたので読んでみました。
全体に、初心者向けに噛み砕こうとかなり努力した共通教育科目の講義、という感じ。
半期かけてこういう授業を受けるというのが容易に想像できるというか。


この本は、序章にもあるように、
きっちりした線引きの「回答」を「これだ!」と提示するものではありません。
あくまで「疑似科学」を切り口にした科学哲学の教科書なのです。

第1章、最初にご登場願うのは創造科学。
聖書のように神さまが世界と生物を作り上げましたよ、な創造論を、
科学的にサポートしようとする学問です。
対抗馬はダーウィンの進化論。
さあ、どうやって「科学」と「疑似科学」の線引きをする?
主に登場するのは帰納主義や反証主義。

その次の第2章は占星術。
かつて「科学」と認定されていたこの学問、
実際にこのときの蓄積が科学の発展に与えた影響というのは絶大です。
さあ、どうする?
天文学やニュートン力学、ウェゲナーの大陸移動説などを引き合いに出しつつ、
蓄積的進歩、パラダイム論、リサーチプログラム論にリサーチトラディション論…、
様々な用語や考えが飛び出す中、科学とは何かを更に深く考えていきます。

そして第3章、超心理学。
平たく言えば超能力を科学する学問。
この分野はちゃんとした学会や査読誌も存在し、
近代科学としての「形式」を保持しているのです。
ただし、きっちりした理論と再現性はちょっと足りない…。
でも再現性の足りなさなんて、正統科学とされるものの中でも…、
社会科学の中でも分野によっては同じように抱えている問題だったり。
さあ、正統科学とどう切り分ける?

第4章では代替医療が登場。
全体を考えることと、機械論的思考。
またこの章では代替医療が保険などの社会政策にも密接に関わるため、
科学と社会について水俣病などを例にとって考えていきます。

第5章は統計的思考を紹介。ついに現れたベイズ主義。
前半の具体例が緑のタクシーと青のタクシーのひき逃げ事件で、
後半の具体例が容疑者サトシ君の殺人事件という…
「え、もしかして著者はミステリ好きですか!?」と
思わずつっこみたくなるような…いやいや、真面目に
説明してくださっているのですけれどもね!


完全理解には程遠いですが、面白い世界だなあ、というのは感じ取れました。
入門書にするにはちょっと苦しいかもしれませんが、
「入門してみた!これから頑張って初心者から中級者になるぞー!」
という人には、結構良い教科書なのでは、と思います。


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文章・展開 :★★★
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★★★★★
独 自 性 :★★★★★
読 後 感 :★★★
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●「伯爵と妖精 紳士の射止めかた教えます」谷 瑞恵 [読書レポート]

「伯爵と妖精 紳士の射止めかた教えます」谷 瑞恵
妖精と謀略とドキドキの英国風ファンタジー




読了日:2012.04.07
分 類:ライトノベル
ページ:250P
価 格:476円
発行日:2007年10月発行
出版社:集英社(コバルト文庫)
評 定:★★★


●作品データ●
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主人公 : リディア・カールトン
語り口 : 3人称
ジャンル: 英国風ファンタジー
対 象 : ヤングアダルト向け
雰囲気 : 少女漫画風
結 末 : 一応、落着
イラスト: 高星 麻子
装 丁 : 織田 弥生
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【100字紹介】
英国、ヴィクトリア朝時代が舞台のファンタジー・ライトノベル第12巻。
婚約前の2人のお話2編と、リディアの両親の馴れ初め話の全3編を収録。
素敵な恋のストーリーが詰まった番外編短編集。



シリーズ12巻目は短編集で番外編。
大きな敵は特にいなくて、平和です。


●コウノトリのお気に召すまま
伯爵家の前に「あなたの子供です。大切に育ててください」という
書置きとともにおかれたゆりかご。しかもその赤ん坊、
何と自分は生まれる前のリディアの子供なのだと言い出し…。

婚約前のお話。エドガー浮気疑惑とともに、
リディアの子供を自称する妖精(?)に
みんなが振り回されつつ、結構たのしく家族団欒ごっこが繰り広げられます。
エドガー、意外に良いパパになりそうで驚きですね。
ほのぼのとした、素敵な雰囲気でした。



●紳士の射止めかた教えます
恋の歌を唄う、小さな半透明の妖精・ナイチンゲール。
リディアに恋愛指南をする!と言い張ってつきまとうことに。

婚約前のお話。あとがきによると

「いつもと違って、リディアが積極的になったらどうなるのだろう、
 と考えながら書いたものです」

とのことですが、やっぱりリディアはリディアでした。
それでこその伯爵と妖精ですって!
それにしてもレイヴン…ちょっとイラストで見てみたかったかも!?



●学者と妖精 この世の果ての島
若きフレデリック・カールトンは、学生時代に不思議な体験をした
北方の島に、再び足を踏み入れた。ことばの通じない宿屋で、
通訳をしてくれたのはアウローラ・マッキール。
許婚者がいるという彼女だが、父親は何を勘違いしたのか、
フレデリックのことを「娘を口説いていずれ迎えにくると言った男」と言い出す。
アウローラは、フレデリックにかばってくれたお礼に
水晶の案内を買って出る。

婚約直後の、伯爵をカールトン家の晩餐に招いた話にサンドされる形で
思い出として登場するカールトン夫妻の馴れ初め話。
プロポーズのことばを絶対に口外しないカールトン教授ですが、
その理由が密やかに明かされます。
途中、ちょっとテンポが…と思ったのですが、
ラストで「教授…なるほどこういうことか!」と
思わず本に向かって呟いてしまいましたので、自分の負けです、はい。
そこまで思い込んで突っ走るアウローラにも驚きましたけれども。
大変な育ち方をしてきたけれど、教授と一緒になった彼女は、
きっと幸せになれたのではないかと思います。

あ、それからニコもよかったですね~。
そうか、ニコにもこんな歴史があったのね、と。
ニコ&レイヴンも着々と「お友達」としての仲が深まってますね。


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文章・描写 :★★★+
展開・結末 :★★+
キャラクタ :★★★+
独 自 性 :★★★+
読 後 感 :★★★
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菜の花の一押しキャラ…エドガー・アシェンバート

「失敗したのか?あの伯爵を誘い出すくらい、女なら誰だってできるだろうが」 (ニコ)

エドガーの評価って…(笑)。
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